日本核医学会PET核医学分科会 PETサマーセミナー2018 in 山口湯田温泉

会期:平成30年8月24日(金)〜26日(日) 会場:山口湯田温泉 ホテルかめ福(〒753-0056  山口県山口市湯田温泉4-5)

松下村塾

ミニ松下村塾の企画について

 本大会では、旅館での開催であるがゆえに企画可能な『ミニ松下村塾』を設けました。客間を利用して、講師の先生に『吉田松陰先生』役を務めていただき、10人前後の参加者(塾生)の皆様に読影の真髄や、PET画像撮像、PET薬剤の真髄などを教授していただくという企画です。塾は1時間の持ち時間と短い時間ですが、各講師の先生の「PETへの熱い志」を語る場となり、塾生の皆様との直接の交流の場となればと期待いたします。 

 松陰先生の言葉に「学の功たる気類先づ接し 義理従って融る」(みんなが一緒に学んでその効果を挙げるには、まずお互いの気持ちや意志が通じ合うようにすることが大切である。そうすれば道理や義理も自然と理解できるようになる)があります。自由闊達に、この際、普段に疑問に思っていることを講師の先生に直接に尋ねられるのも結構ですし、学会で講じておられる“あの先生”は実際の現場ではどのように教えておられるのか見学してみようということでも良いのではと考えます。講師をお願いします先生方には御負担をおかけするとは思いますが、企画の意図を御理解いただき、「塾生」の御教授と交流を宜しくお願い申し上げます。

 なお、松陰先生が主宰した8畳1間の塾松下村塾では、学習意欲があれば誰でも学ぶことができました。決まった教科書も時間割もない自由な雰囲気の中で、塾生が来れば昼夜を問わず授業が始まり、教科書は塾生の希望に応じて選ばれました。
松陰先生が主宰した塾はわずか1年あまりの間でしたが、幕末維新期に活躍し、近代日本の原動力となった数多くの逸材を輩出しました。ミニ松下村塾の「塾生」の皆様の中からPETと核医学の将来を担う人材が育って欲しいものです。

概要

3コースの塾をご用意致しました。初級塾コースは、初心者向けのコースで基礎的な部分に重点を置いたお話しが主体となり、中級塾コースでは、経験を積んだ方向けのコースで深い専門的なお話しも含めた内容が主体、薬剤塾コースでは薬剤製造の説明や苦心している点などのお話が主体となる予定です。ただし、本塾は、講師の先生と参加者の皆様との交流を図ることを第一の趣旨としていますので、研究会などで講師の方から学術的な内容をお聞きする雰囲気とは異なりますので、肩の力を抜いて御参加ください。どのコースにも、医師、看護師、放射線診療技師、薬剤師の皆様を始め、大会参加者の皆様であれば御自由に参加されてください。明日のより良いPET検査に向けて自由闊達な議論ができればと思いますので、参加者の皆様は、どうぞ積極的に御質問や御自身の考えなどもお話しいただくことを期待しております。

各コースとも、講師(『吉田松陰』先生役)1名につき、受講者(塾生)10名前後の少人数制のコースです。ご参加を希望される方は、申込画面にて1)~7)の記載のいずれかのコースをお申込ください。受講されるコースは大会事務局にて割当調整を行い決定致します。決定後に、受講コースをご連絡致します。なお、各講師の先生には、参加者の皆様の御所属と御指名の名簿を塾開催時にお渡しいたしますのでご了承ください。

開催場所

ホテル客室(畳の和室)を講義室として使用しますので座布団での着席スタイルになります。

コース 対象者 開催日時
塾長
講義数
※1コマ50分
塾生定員
初級塾 初心者向けのコースで基礎的な部分に重点を置いたお話しが主体 1)24日(金)15:30-17:30
塾長:菅原敬文/石守崇好/曽根照喜
   加地充昌/奥山智緒
5コマ 50人
2)25日(土) 9:00-12:00
塾長:村上康二/林田孝平/中條正豊
3コマ 30人
3)26日(日) 9:00-12:00
塾長:小森剛
1コマ 10人
中級塾 熟練者向けのコースで深い専門的なお話しも含めた内容が主体 4)24日(金)15:30-17:30
塾長:御前隆/伊藤浩/吉永恵一郎
   山本由佳
4コマ 40人
5)25日(土) 9:00-12:00
塾長:阿部光一郎/野上宗伸
   塚本江利子/巽光朗/中本裕士
5コマ 50人
6)26日(日) 9:00-12:00
塾長:川本雅美/長町茂樹
2コマ 20人
薬剤塾 薬剤製造の説明や苦心している点などのお話が主体 7)26日(日) 9:00-12:00
塾長:久下裕司
1コマ 10人

(敬称略)

※定員数に達した時点で受付を終了致します。

塾長(2018年8月9日時点)※順不同

  •  1. 奥山 智緒先生 :滋賀県立成人病センター研究所初級
  •  2. 山本 由佳先生 :香川大学医学部附属病院放射線科
  •  3. 塚本 江利子先生:社会医療法人禎心会 セントラルCIクリニック
  •  4. 御前 隆先生  :天理よろづ相談所病院 RIセンター
  •  5. 中本 裕士先生 :京都大学大学院医学研究科 放射線医学講座(画像診断学・核医学)
  •  6. 加地 充昌先生 :医療法人 岡山画像診断センター初級
  •  7. 阿部 光一郎先生:東京女子医科大学画像診断学・核医学教室
  •  8. 長町 茂樹先生 :福岡大学病院放射線科
  •  9. 川本 雅美先生 :医療法人社団ゆうあい会ゆうあいクリニック
  • 10. 林田 孝平先生 :医療法人財団 康生会武田病院画像診断センター初級
  • 11. 菅原 敬文先生 :国立病院機構四国がんセンター放射線科初級
  • 12. 小森 剛先生  :大阪医科大学放射線医学教室初級
  • 13. 野上 宗伸先生 :神戸大学医学部附属病院放射線部
  • 14. 伊藤 浩先生  :福島県立医科大学医学部放射線医学講座
  • 15. 村上 康二先生 :順天堂大学医学部附属順天堂医院放射線科初級
  • 16. 中條 正豊先生 :鹿児島大学放射線診断治療学初級
  • 17. 曽根 照喜先生 :川崎医科大学附属病院放射線科(核医学診療)初級
  • 18. 吉永 恵一郎先生:放射線医学総合研究所核医学診療科
  • 19. 久下 裕司先生 :北海道大学・アイソトープ総合センター化学・薬学系
  • 20. 巽 光朗先生  :大阪大学医学部附属病院放射線部
  • 21. 石守 崇好先生 :京都大学医学部核医学科初級

吉田松陰先生の一口メモ

萩藩士杉百合之助の次男として生まれ、6歳で山鹿流兵学師範の吉田家を継ぎます。
吉田家は藩校明倫館の山鹿流兵学師範をつとめる家柄であったため、もう1人の叔父の玉木文之進は、松陰を一人前の兵学者に育て上げるべく厳しく教育し、その甲斐あって、10歳の幼さで藩校明倫館の教壇に立ち、11歳の時には藩主毛利敬親の御前で兵学の講義を見事に成し遂げ、秀才ぶりを称賛されました。九州、関東、東北、関西へと全国を遊歴し多くの人々に接して勉強を重ねます。
25歳の時、国法を犯し伊豆下田で米国への密航を図るも失敗し、萩の野山獄に投じられます。野山獄でも、学問への意欲は旺盛で、在獄1年2ヵ月の間に読んだ書物は618冊にのぼります。一方、松陰は、無気力な囚人たちを励まそうと、獄中にも関わらず勉強会を開き囚人たちと盛んに交流しました。自らが一方的に指導するのではなく、俳諧や書道などそれぞれが得意な分野を指導し、共に学びあうというこの勉強会は、囚人たちに生きる希望を取り戻させました。
その後、実家杉家で幽囚の身となり、松下村塾を事実上主宰し、後に第一線で活躍する多くの人材を育てました。

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